木村元彦がモーニングショーで週刊ポストや嫌韓感情とメディアの関係について語る

木村元彦がモーニングショーで週刊ポストや嫌韓感情とメディアの関係について語る

2019年9月5日に放送された『モーニングショー』にノンフィクションライターの木村元彦氏(きむら ゆきひこ)が出演しました。木村元彦氏が語った週刊ポストや嫌韓感情とメディアについてまとめました。

モーニングショー

そもそも総研「嫌韓感情とメディアの関係とは?」の企画です。戦後最悪と言われ、悪化し続ける日韓関係。先月ANNが行った世論調査でも、韓国をホワイト国から外す措置を評価するとの声がおよそ6割に達しています。

そんな中、今週月曜発売された週刊ポスト(9月13日号)が衝撃的な特集記事を掲載しました。

「韓国なんていらない」

記事は嫌韓どころか、断韓すべきだとし、韓国人の10人のうち1人が怒りをコントロールできないというレポートまで紹介しています。するとこの内容に批判が殺到。小学館は謝罪に追い込まれました。

作家の深沢潮氏

「差別扇動である」との理由で週刊ポストの連載を降板

思想家内田樹氏

「僕は今後小学館の仕事はしない(Twitterで)」と表明

「週刊ポスト」が謝罪に追い込まれました。

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木村元彦が週刊ポストや嫌韓感情とメディアの関係について語る

そいういったことも含めて、なぜメディアは嫌韓の方に振れているのか?今日本人の嫌韓感情がメディアと関係があるのか?などについて議論されました。

ノンフィクションライター・木村元彦(きむら ゆきひこ):

嫌韓ブームの裏側を描いた「さらば、ヘイト本」など多数の書籍を敢行。民族問題やスポーツにも精通。

トークテーマ①

「週刊ポスト」の編集部で何が起きたのか?

すぐに謝罪に追い込まれた。そのようなことが予想できなかったのか?なぜこのような特集をやったのかということなどについて、木村元彦氏は、

「一言で言えば、売れるから。嫌韓を煽ることによって、売れるから」

と答えています。木村元彦氏はかなり前から週刊ポストで仕事をしてたそうです。これを出せば売れるだろうと、テーマありきで出してしまった。しかし作家が声を上げたため、謝罪をした。作家タブーに触れなければ、おそらく謝罪もなかっただろうとのことです。

小学館の内部ではどのような声が上がっているのか?という問いに対して、木村元彦氏は、

「小学館の構造は縦割りですから、ポストはポスト。小学館という名前からして、いわゆる児童書を出している。こういうテーマの物を出してしまったということに、現場は非常に心を痛めてます。」

と答えています。

しかし内部でどこまで自浄出来るかというと、部署が違うということであったり、トップダウンということであったりなどが原因で実現が難しいとのことです。

今回は週刊ポストの編集長ではなく、もっと上、役員の方から指示があったと聞いているとのことです。逆らえないわけです。

小学館の理念に「人の心によい方向を生み出すようなもの」という主旨のものがあり、それに憧れて、入社した人たちがほとんどだと思うと発言しています。現場とトップの乖離がすごくあると感じたそうです。

トークテーマ②

「嫌韓本」はなぜ作られ、なぜ売れるのか?

2013年から去年まで、黄色で表した2014年と2017年にいわゆる嫌韓本と言われるカテゴリーに入るものがベストセラーになっています。

木村元彦氏は、

「これも売れるからということですよね。今回これだけ小学館が炎上したのは、老舗のメガ出版社だから、しかも週刊ポストは確か1969年からですから、50周年です。半世紀かけて作り上げてきた歴史ある雑誌がこれをやったかと、加えて作家たちがこういう媒体で書いていいものかという思いがあって炎上した」

と語っています。

さらに、

「老舗の出版社が今回は完売したかもしれません。ただ刹那的にそのときだけ売れればいいのか?トップダウンで指示した役員の人がじゃあいなくなった後、信頼をどうやって回復していくのか?でもそれテレビも一緒じゃないですか?」

と語っています。

トークテーマ③

戦争とメディアの関係は?

隣国・韓国のことを批判するというか、煽情的なタイトルを作った上で視聴率を上げていく、テレビも同じような問題をはらんでいると木村元彦氏は指摘しています。

元朝日新聞論説委員専修大学藤森研教授:

満州事変から、毎日新聞などが相対的な主戦論を掲載して、発行部数を伸ばした。戦争ムードが高まった国民に軍縮論調だった朝日新聞などもあおられて主戦論を掲載し、日本全体が戦勝への傾いていった

木村元彦氏は、

メディアと世論が煽り煽られすることによって、韓国を批判することは正義だ、愛国心だとなると怖いと発言しています。ユーゴスラビアでは、もともと一つの国だったにもかかわらず、セルビア人とクロアチア人との殺し合いにまで発展してしまいました。隣人同士の戦争、隣同士仲がよかった人たちが、宗教の違いというだけで、殺し合いをさせられた。非常に危険な事例がすでにたった30年前にあったと語っています。

そしてどうしたらいいか?という質問に対し、煽り、煽られではなく、刹那的な部数の売り上げではなく、冷静に伝えることだと思うと語っています。

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