イチローが韓国ヘイト発言? WBCで侮辱されたと切れる?

イチローが韓国ヘイト発言? WBCで侮辱されたと切れる?

「イチローが韓国に対してヘイト発言をしていた」というツイートが、ネット上を騒然とさせています。ヘイト発言という言葉を使って問題提起したのは、コント赤信号のラサール石井氏です。ツイート上では触れられていませんが、2006年に行われた第1回WBCの2次ラウンドで、イチロー選手が発したコメントについて語られたようです。

イチローが韓国ヘイト発言?

2006年に行われてたのは、野球の世界一決定戦「ワールド・ベースボール・クラシック」の、記念すべき第1回大会です。第1ラウンドでは、16カ国16チームが4組に分かれて行われます。第2ラウンドでは、勝ち上がった8チームが、準決勝、決勝への進出をかけて2組分かれて行われるリーグ戦です。

日本と韓国は、第1ラウンドでも第2ラウンドでも同じ組でした。この大会では、イチロー選手は日本の中心選手としてチームの牽引役でした。イチロー選手の口から、第1回WBC開催直前の会見において出た意気込みの言葉が、韓国選手達のハートに好意的ではない炎の火を付けてしまったようです。

「向こう30年、日本にはちょっと手を出せないなみたいな、そんな感じで勝ちたいなと思ってます」

その言葉は、第1ラウンドで戦うことになる韓国や台湾といったアジアラウンドの他チームとの対戦に臨む、チームを鼓舞する言葉のはずでした。しかし、日本に対するライバル意識の強い韓国では、「韓国は30年間、日本に勝てない」という、韓国を侮辱した言葉と解釈されて報じられることになってしまいました。

報道に触発された韓国側応援団は、

「30年間、韓国に手を出せないのは日本の方だ」

「イチローは30年って言ったけど、日本を破るのには1週間で十分だ」

などと書かれた挑発的なプラカードを掲げ、試合中にイチロー選手の姿が球場のビジョンに映し出される度に、大ブーイングが起きる始末でした。

異常な高揚感で立ち向かう韓国チームに対し、日本の侍ジャパンは苦戦を強いられることになります。第1ラウンドを2-3、第2ラウンドも0-2で、連敗を喫してしまうのです。

各ラウンドの間にもイチロー選手への嫌がらせは露骨になり、イチロー選手の足元にわざとボールを転がされたり、スタンド際に飛んだファウル球の捕球を韓国の観客に邪魔をされたりが続きます。

いきなり初球デッドボールを受けた打席もありました。挙句の果てには、第2ラウンドで勝って調子に乗った韓国チームの選手達は、マウンドに韓国国旗の「太極旗」を立てるという、非礼にも程がある行為を行ってしまいます。

WBCで侮辱されたと切れる?

露骨な嫌がらせを受けていたイチロー選手が、そういった韓国側の蛮行の後にインタビューの席で、

「僕の野球人生で最も屈辱的な日ですね…」

コメントしました。

実際に試合を落とした理由は、何も韓国側の妨害や蛮行によるものだったわけではありません。得点のチャンスに韓国側の好守備に阻まれたり、韓国側攻撃をアウトのタイミングで捕球ミスが出てランナーを残してしまった上で、直後に継投した投手が長打を与えて失点してしまうという事が重なりました。

準決勝で3度目の対戦となる韓国戦の前に、イチロー選手は「3連敗したら日本球界に汚点を残す」といった檄を、ナインに飛ばしました。イチロー選手の言葉が与えた影響を計り知ることはできませんが、準決勝でも韓国チームの行儀は改善されていませんでした。

6回まで0-0の投手戦で7回表、福留選手のホームランで試合が動き出したところで、次の打者、小笠原選手に故意とも取れるようなデッドボールを与え、これが危険投球とみなされ警告試合が宣告されることになりました。そこから先の試合は、日本側のワンサイドに転じ、結果、日本は6-0で韓国に雪辱を果たすことになったのです。

報道の間違った解釈から始まったイチロー選手のコメントで、韓国人はイチロー選手を敵の親分とみなしてしまいます。彼にデッドボールを与えた投手は「烈士」と称えられ、3年後の第2回WBCでも、牽制球を投げるフリをしてイチローに無駄なスライディングをさせた投手が「烈士」と崇められることになります。

イチロー選手のコメントの本意とは無関係に、韓国へのヘイト発言として取り沙汰され、侮辱されたことでキレたと伝えるものもありました。

ラサール石井氏によるイチロー非難

ここに来て2006年のWBCでの1件が蒸し返されているのは、ラサール石井氏のツイートによるものです。

本名 :石井 章雄(いしい あきお)
生年月日 :1955年10月19日(63歳)
出身地 :大阪府大阪市住吉区
血液型 :O型
身長 :163cm
最終学歴 :ラ・サール高等学校(早稲田大学第一文学部除籍)
トリオ名 :コント赤信号

かつて、コント赤信号のメンバーとして人気者だった石井氏も、最近ではテレビでの露出も少なくなっています。問題のツイートは、その石井氏から3月25日の深夜に書き込まれました。

麻生大臣や桜田大臣の度重なる失言、そしてイチロー氏の韓国ヘイト発言問題。
「差別意識があった」とか「意識が低い」というより、そもそも「意識がなかった」のだ。
何故なら、多面的に物事を考えるような環境で育ってこなかったから。
そしてそれを無知だと恥じる事も必要なかったから。

*ラサール石井氏のツイートが削除される可能性も考慮して、上記にツイートの内容の引用を掲載しています。

実際のラサール石井氏のツイート

3月21日に引退を表明したイチロー氏が、韓国も含めて世界中から功績を讃えられているタイミングでした。ネットを通して、ラサール石井氏のツイートを受け取った人々から、石井氏のツイートにある「イチロー氏の韓国のヘイト発言」とは2006年のWBCの件を指しているものと断定され、拡散されたのです。

同じツイートにある「麻生大臣」に対しては、2008年当時、こち亀の両さんの銅像の除幕式で、当時の首相だった麻生氏から「ガン無視された」とブログで報告をした経緯があります。続けた麻生氏への非難に炎上し、同日付のブログは削除されています。

また、今回のツイートとは直接の関係はありませんが、2011年にはフィギュアスケートの浅田真央さんに対して「エッチしなきゃミキティやキムヨナには勝てないよ」とツイートしたこともあります。この時にも、炎上を受けて謝罪文を掲載していました。

ラ・サール石井という人物は、人を貶める発言で話題になる傾向があるようです。ラ・サール石井氏の本当の目的はどこにあるのか…。メディアから忘れられないための話題作りでしかないのであるなら、彼の品位を疑わなければなりません。

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